「青空エール」出演 土屋太鳳・竹内涼真 インタビュー


「青空エール」出演 土屋太鳳・竹内涼真 インタビュー


高台家の人々

─みんなの「がんばれ」がパワーに、映画の中で生きた2度目の青春─

取材・文/映画ナタリー編集部撮影/佐藤友昭

「くちびるに歌を」「アオハライド」の三木孝浩がメガホンを取った「青空エール」が、8月20日に公開される。河原和音の同名マンガを実写化した本作は、部活に打ち込む高校生たちの夢や恋を描く青春ストーリー。ビデオパスでは、甲子園の応援に憧れて吹奏楽部に入部した主人公・小野つばさ役の土屋太鳳と、野球部で奮闘する山田大介役の竹内涼真にインタビューを行った。部活少女・少年だった2人が本作を通じて得た思いに迫る。

土屋太鳳(ツチヤタオ)
1995年2月3日生まれ、東京都出身。2005年、スーパー・ヒロイン・オーディションMISS PHOENIX審査員特別賞を受賞。2015年、NHK連続テレビ小説「まれ」のヒロインに抜擢される。主な出演作に「映画 鈴木先生」「るろうに剣心」シリーズ、「orange-オレンジ-」など。公開を控える出演作に「金メダル男」「PとJK」、主演作に「トリガール!」がある。

竹内涼真(タケウチリョウマ)
1993年4月26日生まれ、東京都出身。2013年に、女性ファッション誌mina初の男性専属モデルを選ぶ「minaカレ オーディション」でグランプリを獲得し、芸能界入り。2014年より放送された「仮面ライダードライブ」では主演を務めた。出演作はドラマ「下町ロケット」「スミカスミレ 45歳若返った女」「時をかける少女」など。

──原作は人気マンガですが、出演すると決まったときの気持ちは?

土屋太鳳 今まで踏ん張ってきてよかったなと思いました。「踏ん張る」というのは「がんばる」という意味で、私がよく使っている言葉です。今回はその「がんばれ」が、つばさちゃんや大介くんたちの大切な思いになっていたので特別な気持ちがありました。原作は知っていましたが、なかなか読む機会がなく、「もしかしたら『青空エール』ってあの表紙のマンガかな?」と思っていたら本当にそうだったのでワクワクしました。

土屋太鳳、竹内涼真

左から土屋太鳳、竹内涼真。

竹内涼真 僕はまず最初に原作を読みました。まっすぐで、部活にすべてを懸ける青春を切り取っているところがいいですよね。出演が決まったときはもちろんすごくうれしかったですけど、野球をやったことがなかったので撮影に間に合わせなきゃっていう焦りもありました。

──竹内さんはサッカー少年だったんですよね?

竹内 そうです。ただ僕は高校時代、大好きなサッカーに対してネガティブに生きてしまった部分があって。きっとサッカー選手になれる人って「無理だ」とか「挫折した」って思わない人たちだと思うんです。でも僕は自分に自分でストップをかけてしまって。

土屋 わかります。私も陸上競技を習っていたとき、学校でもクラブの中でも速いほうだったと思いますが、それでも絶対に乗り越えられない壁はありました。

竹内 あるよね。でもそういう気持ちにならずにがんばっているのが「青空エール」の大介で。けがを乗り越えて試合に出るシーンは、高校時代にグラウンドに立てなかったときに感じた自分の思いを乗せながら演じたんです。「大介!」って声援を浴びながらバッターボックスに立ったときには、当時成し遂げられなかった目標のようなものを達成できた気がしました。

竹内涼真

竹内涼真

土屋 あんなに応援されてバッターボックスに立ったら、なんだか震えちゃいそう。

竹内 うん、すごい緊張した! やっぱりスタンドの声から来る振動は、グラウンドに立っている選手しか体感できなくて。ものすごいパワーなんですよ。だからバッターボックスに立ちながら震えました。絶対に当てなきゃ!っていうぐらい本当に試合している感覚で。高校球児たちはこの圧を受けて毎回プレイしているんだと。そういうのが体感できて楽しかったです。

──土屋さんはダンスを続けられていますが、今回トランペットに初挑戦されました。1つのことを突き詰めるという意味でつながる部分はありましたか?

土屋太鳳 映画「青空エール」より

「青空エール」より、土屋太鳳演じる小野つばさ。

土屋 トランペットを通して伝えたい、何かを乗り越えたいというつばさちゃんの思いは、私が部活やバレエだったり日本舞踊で感じてきたことと共通する部分があります。自分が踊ることで何か伝わったらいいな、など。でも性格は私とあまり似ていないんです。私は、なるべくうつむいたりしないように心がけています。でも撮影していくにつれて、つばさちゃんがすぐ下を向くのは弱いからじゃなくて、自分の弱さやコンプレックスにしっかり向き合っているからなんだと、彼女の強さに気付くことができました。

──さわやかさ満点のつばさと大介を演じたお二人ですが、今後お互いのどんな役が見てみたいですか?

竹内 すごくダメな女子(笑)。身だしなみはきれいなのに、ふたを開けてみたらものすごいだらしなくて、「実は」ダメな女子なの。そんな太鳳ちゃん想像できないので見てみたいです。

土屋 涼真くんはいろんな役ができるからなあ。大河ドラマとか……? (しばし考えて)弁慶! 弁慶やってほしい!

竹内 え、弁慶!?(笑)

土屋 弁慶は義経に仕えていて、最期はね、義経を守るため立ちふさがっていろんな人に弓矢で撃たれるの。

竹内 やります。弁慶やります。(スタッフのほうを向いて)弁慶の役、お願いします!

──それでは最後にオススメの映画を教えてください。

土屋 私は「最強のふたり」というフランス映画です。移民の若者と体の不自由な富豪が、お互いを少しずつさらけ出しながら自分を表現していくんです。2人の関係性がとても素敵なのでオススメします。

竹内 僕は「パール・ハーバー」かな。戦争映画なんですけど、親友同士の操縦士2人と女性の三角関係が描かれるんです。戦死した友人に代わって彼女に「これからは俺が守る」って言って、だんだん恋が芽生えたところで友人が帰ってくるんですよ。どうします、これ!?

土屋 三角関係かあ。息止まりそう!(笑)。

竹内 観たあとしばらく苦しかった。けっこう引きずっちゃうタイプなんですよね。でもベン・アフレックがカッコいいのでぜひ観ていただきたいです。

「青空エール」は8月20日より全国劇場にてロードショー

「青空エール」

© 2016 映画「青空エール」製作委員会 © 河原和音/集英社

出演:
土屋太鳳 竹内涼真
葉山奨之 堀井新太 小島藤子 松井愛莉
平祐奈 山田裕貴/志田未来
上野樹里




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